企業型確定拠出年金 転職時に手続き忘れ多いので注意!
企業型確定拠出年金(DC)の加入者が、転職時に手続きを忘れてしまうことが増えているようです。
忘れたまま放置すると、老齢給付金と呼ぶ年金を受け取れる時期が遅れる危険があります。つまり、手続きしないで放置している期間は、
受給要件となる期間に算入されず、この放置期間が長くなると年金を受け取れる時期が遅くなってしまうのです。
放置期間中は、国民年金基金連合会が管理し、管理手数料が毎月差し引かれることになります。勿体ないですよね。
具体的にどうすれば良いかというと、
転職で勤めていた会社の加入者資格を失ったら、6カ月以内に資産を「転職先」か「個人型確定拠出年金」の口座に移す「移換」と呼ばれる手続きをしなければなりません。
特に転職先に企業型確定拠出年金がない場合に、6カ月以内に移換手続きをしていない加入者が半数にのぼるそうです。
こうした問題に対応するため2018年5月以降は、加入者本人が手続きしなくても自動で移換できる仕組みになりました。ただ退職した会社と転職先で、住所や氏名などの個人情報が一致する必要があります。
転職の際にはご自身で確認されるようにお願いします。